【がん治療】ICI免疫副作用を病診薬連携 ~患者受入れの共通診療表作成~
発表日時 |
365体育app5年6月23日(金)14:00~14:40 |
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場所 |
橋本市民病院 講堂(2 階) |
発表者 |
チーム長:橋本市民病院 病院長 駿田直俊医師 各施設代表:橋本市民病院 副病院長 中村公紀医師 本学附属病院紀北分院 分院長 廣西昌也医師 医療法人南労会紀和病院 副院長 居平典久医師 医療法人南労会紀和ブレスト(乳腺)センター長 梅村定司医師 |
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発表内容
『がん治療 今まで経験したことのないICI※1免疫副作用を垣根を超えた病診薬連携で!患者受入れ 共通診療表作成!』
病院の枠を超えて地域の病院で支える「アイアイサポートチーム※2」irAE※3対策の取組み
特徴
① 和歌山県下初の試みで、全国的にも珍しい運営母体が違う病院同士のチームを6月1日に発足
大きな有害事象が出た場合、『患者さん第一』を目的に「公立大学病院」と「がん診療連携拠点病院」、そして「民間病院」の3病院が一枚岩となり迅速な連携で患者さんを支えていくシステムをつくりました。
② 3病院共通の「ICI シール」を作成(画像1)
ICIは注射薬で投与歴が分かりづらいため、お薬手帳に貼付することで病院や薬局スタッフだけではなく、救急隊員や患者さんに関わるすべての人がICIに素早く気づけるようにシールを作成しました。
(画像1)「ICI シール」使用例
注釈
※1 ICI(免疫チェックポイント阻害薬)
ICI とは、がん細胞によって抑えられていた免疫機能を再び活性化させる、今までの抗がん薬などとはメカニズムの違う薬(オプジーボなど)のこと。そのため、今までとは全く異なる副作用が起こる可能性があるため注意が必要となります。
※2 アイアイサポートチーム
Ito-Hashimoto ICI Support Team
伊都橋本医療圏免疫療法サポートチーム
※3 irAE(免疫関連有害事象)
irAE とは、免疫関連有害事象のことで、ICI の投与により引き起こされる副作用を指します。
特徴として、発現時期は予測困難であることや全身性に発現する点があります。またICI 終了後にもirAE が発現する例が報告されています。
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